【アイドルソングを咀嚼する】Easy come! Easy go! Easy love!

気が付けば、KQJの記事からずいぶん時間が空いてしまっていました…。

前回の記事はたくさんの方々に読んでいただき、いろんな反応をいただけて本当に嬉しかったです。記事をきっかけにKQJを新たな視点で楽しんでくださる方もいて、なんだかドキドキしちゃいます。 笑

あんな長い記事を何度も何度も読んでいただきありがとうございます。
本当に好きです。そういうリプライやお話を聞かされると軽率に好きになってしまいます…好き…。

ちなみになのですが、今日は久々の美容室でがっつりブリーチしてがっつり色を入れてきました。ピンクレッドです。
今は濃いピンクレッドなのでまさに赤いcherry pieのような髪色をしておりますが、これを書いている今日からちょうど2週間後のセクゾ札幌初日公演では色落ちして抜けたピンク色になっていることでしょう!狙い撃つぜ!!(ロックオン・ストラトスの声で)

さて、今回咀嚼したアイドルソングは、セクガルが愛してやまないこの曲です。

作詞は前回のKQJに引き続き、三浦徳子さん。

Sexy Zoneのシーズンの中でもウェルセクは再スタートのような5人の新境地を感じられます。その中でも、ハッピーなサウンドに宇宙へ飛ばすようなワードを乗せたこの曲のファンはとても多いと思います。

いつものことではあるのですが、ここからはあくまで私が感じ取った歌詞の考察です。
よろしければ、お手元のイジカムをリピート再生しながら読んでいただけますと幸いです。

Easy come! Easy go! Easy love!

作詞:三浦徳子 作曲:Jovette Rivera・Maiko Kawabe Rivera


酸いも甘いも噛み分けた 大人の男がいいでしょう!きっと
まだまだだけど 迫りたい ゆくゆくそうです ゴージャスlife

小洒落たサウンドに乗っかってくる健人くんのこのセリフ。
この曲を聴いた時に、なんて「美味しい」セリフなんだろう!…と思いました。
彼らよりも年上の女性からすると、このセリフはとっても可愛く受け止められるはずです。まさに酸いも甘いも、いろんなことを経験した彼ら。そうして大人になっていく。ウェルセクのタイミングでこのセリフはズルい。本当のスタート、みたいな。
年下だけれども「大人」になって迎えに来てくれたような気持になります。
はたまた、彼らよりも年下の女性からするとまさに大人の男性がグイっと手を引いてくれるような言葉にも受け止められるのです。

そして、マリウスと聡ちゃんのパートをフル活用した、これまた二重に「美味しい」部分。

マリウス「まだまだだけど せマリたい」
聡「ゆくゆくです ゴージャスlife」

言葉の意味だけでも、年下組の強い意志を感じられてテンションの上がる歌詞なのにしっかりと言葉遊びを…!
今でこそソロパートは増えている聡ちゃんとマリウスですが、ウェルセク時点でのこの粋な主張は…ここぞとばかりにやってくれました…本当に…いい……。(伝わっていると信じています)

言葉として読むだけではなく純粋に音として聴いた瞬間、違う意味も生まれるのも歌の良さだと思ってます。だから、こういう言葉遊びって面白くて大好きです。

朝も昼も夜もぎゅっと 抱きしめていたいハイテンション

空が回り始めているみたい シュールさ!

私たちが、時間帯も場所も関係なく抱くことのできる共通項の「ハイテンション」、
それは「彼ら(Sexy Zone)への愛」なのではないでしょうか。
例えば、こうやって今数年前の曲を聴きながら私はドキドキしています。何回も何回も聴いているのに、今起こったことのようにテンションがぶち上がっています。
もちろん、コンサートの時は一段とテンションが上がりますが、こういうどうしようもない愛をいつだってひたすらに正しく抱きしめていたいですよね。
時間なんて関係ない愛。まるでそれは宇宙空間。
空が回り始めているのは、そんな魔法みたいな時間と景色の渦。とってもおかしな光景なのでしょう。しかし、それすらも肯定した時。ここはもう宇宙なんです。

そうさ Easy come, Easy go, Easy love! さあ 君もおいで
シュルシュル シャカシャカ キラキラ ユラメク 花火のようだね!


「Easy come, Easy go.」ということわざがあります。
意味は、

「簡単に手に入るものは、すぐ出て行ってしまう」。

しかし、彼らはその言葉に「愛」を加えたことで、
「気軽においで!気軽に進め!気軽に愛せ!」というような、
気楽で重厚に愛することを肯定する意味に変えてくれたのです。
「複雑じゃなく、Easyに行こう!」。
まさに、それを歌うSexy Zoneはそういう存在でありたいと表現しているようにも聞こえます。
誰でも踏み入ることができる。だって好きなんだもの。好きになったんだもの。
愛にまっすぐになって、素敵な宇宙を彼らと泳ぐようなサビですね。
そんなSexy Zoneという宇宙のきらめきは、地上から見る星のような遠くて触れられないものではなく、まるで私たちと手をつなぐ花火のようなものなのだ。

光る cherry pie, apple pie, lemon pie 初めての恋さ
パクパク サクサク ドキドキ 食べちゃえ!最初のキスだよ!

そんな花火のようなきらめきを見たかと思えば、今度は光るパイです。笑

イジカムは本当に「美味しい」ポイントが多いですね。
見ているだけじゃなく、食べてしまうこともできるきらめき!もうなんでもござれなSexy Zoneの楽しみ方です。そういう、受け取る人によっては花火がパイになって、しかもそのパイには色々な味があるところも、Sexy Zoneをいろんな気持ちで好きな私たちをまるっと受け入れてくれるように感じられます。
食べちゃってOKなんです。
その輝き、好きという気持ちを自分が肯定したならば。ときめきのパイに口づけた瞬間から恋は始まっています。それが最初のキスだなんて、なんてトンチキでいとおしい世界なのでしょうか!

ちなみに私はチェリーパイ→アップルパイ→レモンパイの流れがとても好きです。
ここは語感の気持ち良さで並んでいる言葉たちだとは思うのですが、
チェリーパイ(赤色)→アップルパイ(赤・黄色)→レモンパイ(黄色)
というような色の変化も想像できるためです。同じアイドルでも、見る人によっていろんな色に見えているのと同じだなって思います。
…厳密にいうと、チェリーパイには青紫のもの、レモンパイには橙色とミントの緑色が添えられていることもあるのでSexy Zoneカラーと受け止めるのも面白いなと思います。

ダイエットなど後回し 君と僕乗り込んだエレベーター
みるみるうちに 宇宙船 アオアオ映し出すよ ユニバース

 

 たくさんの大好きがパイになってたくさん食べた後に、ダイエットを気にして怖気づいたりすることは野暮なことなのです。
「こんなに好きでいいのかな…」「こんなに楽しいことばかりでいいのかな…」とか悩んだりしているところを、菊池風磨という男がやってきてエレベータに乗せられてしまいます。風磨くんに乗せられたのならもうみんな仕方がないです。

それは、私たちと彼らを繋ぐ、宇宙へといつでも行ける宇宙船なのです。立ち止まる暇などない、めくるめく展開です。

余談ですが風磨くんはダイエットを後回しにしてしまうような女の子には厳しいですよね絶対。努力しない女の子は苦手そう。

もうひとつ「キラキラ」などの擬音のように感覚的な言葉が全てカタカナになっている中「青々」が「アオアオ」なのも好きです。宇宙の青は「青一色」ではなく深い青で、黒に近いですよね。そういう意味でも「青々」ではなく「アオアオ」にしたのかなと。 
サビにある「ユラメク」も歌詞の流れでカタカナになってるのが感覚的で好きです。言葉じゃなくて、感覚。

 

朝も昼も夜もここは ナイナイ見当たんない ハイテンション
恋が回り始めるフェスティバル! 見ていて!

 

Sexy Zoneに愛を感じている時間は、まさに宇宙。気が付いたら私たちはまた宇宙にいる。宇宙に、朝も昼も夜もないんです。
恋が回り始めるフェスティバルは、彼らが彼らである時。

歌ったり笑ったり泣いたり踊ったりはしゃいだり「大好き」がぐるぐるとひしめき合うような空間。その上で、健人くんが「見ていて!」というのもかなりアツいですね。

 

そうさ Easy come, Easy go, Easy love ! さあ 君とひとつ
シュルシュル シャカシャカ キラキラ 流れる 流星みたいさ

 

コンサートでも自宅でも、私たちとSexy Zoneの愛が繋がるこの宇宙空間。
流星は地上から見つける時のように難しい存在ではなく、私たちの目の前できらきらと走り回ります。

赤い cherry pie, apple pie, lemon pie 初めての恋は
パクパク サクサク ワクワク 食べちゃえ! 宇宙の真ん中!

宇宙の真ん中とは、一体どこなのか。
それは、いつだって私たちとSexy Zoneが在るところなのではないでしょうか。
自分が真ん中だと思ったら、それが正解。
都合が良くって結構!好きという気持ちに素直になる大切さがここにも感じられます。

そしてまたパイのお話です。(とんだ食いしん坊さんみたいで恥ずかしい)

 1番の歌詞で「光る」だったのが「赤い」になっています。
ここも面白い考えがいくつかできます。
光っていたパイの正体は、赤いパイで、その赤というのがその人にとっては勝利くんの赤なのかもしれないし、Sexy Zoneのシンボルともいえる赤薔薇のことなのかもしれません。

ここから Sexy Zone 飛び出そう Safety Zone
Just do it ! Just do it ! なんだっていつだって キラキラ!

ここ、鳥肌が立ちませんか…?
比喩や擬音語で散りばめられていた世界に、しっかりと言い切るんです。
Sexy Zone」と!!!

これはアイドルと私たちの関係性として、あらゆる人が共感できる歌詞でありながらも、

確実にSexy Zoneと私たちならではの曲にし切ったのです!なんと粋なんでしょう!

この宇宙に来られるのはSexy Zoneと、彼らへの「大好き」がある人たち、きらめきが見えた人たちだけなんです。
もう、こんなの「私もSexy Zoneを好きになって幸せになりたい!宇宙へ行きたい!!」ってなっちゃいます。

怖気づかないで、冷めたこと言わないで、気持ちを抑制しないでSafety Zoneを飛び出す。ここからが大気圏突入と言わんばかりの「ここからSexy Zone」!

「なんだっていつだって キラキラ!」と言い切ってしまう素直さは、最後の勇気です。単純な言葉かもしれませんが、かなり説得力があるのは彼からの言葉だからでしょう。
素敵なものは素敵だし、好きなものは好きなんです。何歳であろうと、何歳になろうと。時間とか年齢とかきっかけなんて本当に何でも良くて。

自分に見えたキラキラを素直に信じることに号令をかけられたような気持になります。

 

恋は 偶然 突然 必然 さあ 君もおいで
シュルシュル シャカシャカ キラキラ ユラメク 花火のようだね!

ここの風磨君の潤むような声の美しさたるや…。
静寂の宇宙空間に投げ込まれたこの歌詞がとても好きです。
その後に生命力を爆発させるような健人くんの歌詞も!

恋は偶然であり突然であり必然。すべてのタイミングで間違いなく運命なんです。
これが、私たちなりの関係性であり「恋」なのかもしれません。
地上の恋とは違う、なんでもありの宇宙の恋。
そんな世界に連れて行ってくれるのが、Sexy Zone

赤い cherry pie, apple pie, lemon pie 初めての恋は
パクパク サクサク ワクワク 食べちゃえ! 宇宙の真ん中!
そうさ Easy come, Easy go, Easy love! さあ 君もおいで
シュルシュル シャカシャカ キラキラ ユラメク 花火のようだね!
光る cherry pie, apple pie, lemon pie 初めての恋さ
パクパク サクサク ドキドキ 食べちゃえ!最初のキスだよ!

ラストスパートのここには、これまでに述べた部分のすべてが詰まっています。
彼らに出会って「好き!」って思った瞬間。それは正しくて。
どうして好きだとか、好きとはこういうものだとか、そういうことを考えて立ち止まったり踏み込めずにいたりすることは、愛というものに誠実であるからこそとと共に、もったいないことでもあります。
自分に見えたキラキラは、自分が認めてあげれば真実なんです。
Sexy Zoneと宇宙船に乗ってたどり着いた宇宙で、たくさんの輝きを楽しめた時、そこが本当の宇宙の真ん中なのかもしれません。

そんな空間に何度も連れて行ってくれるSexy Zoneのこの曲が、皆さんと同じように私も「大好き!」です!